「猫にえさを与える”だけ”の奴にろくな奴はいない」

川崎・大家殺害：猫餌やり注意され殺害　被告に懲役２２年－－地裁支部判決

我が家の目の前に住んでいる人間に聞かせてやりたい判決だわ。

わしは以前、猫好きの友人にも言った事があるが

「猫にえさを与える”だけ”の奴にろくな奴はいない」

とわしは思っている。

ここでポイントにして欲しいのは「えさを与える”だけ”」という点だ。

野良猫に餌を与える、と言うことはどういう事か。

まず、他の野良猫もそこに集まってくる、つまり猫の集合場所が出来てしまうことになる。猫同士集まってくれば猫同士の喧嘩も始まるし、時期になれば盛りも来る。これは結構な騒音になる訳で、そうしたいらぬ騒音の元を作り出している原因と言うことになる。

盛りがくれば猫は交尾を始める。すると気がついたときにはそこに子猫が生まれている。これがまた問題だ。こうした子猫が増えると、上記の様な猫に餌を与えるだけの様な奴は餌の量を増やしだす。餌の量を増やすって事は更なる猫が集まる要因になる。

猫が集まればまた猫同士の喧嘩or盛って交尾する猫が増える。また子猫が生まれる、餌が増える、他の猫が集まってくる、喧嘩or交尾・・・つまり永久に猫が減らん事になる。いや、減るどころか増えているんだから、状況は更に悪くなる訳だ。

そして更に問題なのが、餌を食べた猫がそこたら中に排泄する糞尿の始末。これが一番大きな問題だ。

家庭の飼い猫も糞尿をする際には綺麗な砂を入れたトイレでするだろう。野良猫も同じく、比較的綺麗な砂地で糞尿をする訳だが、近くに児童公園でもあれば、そこの砂場が野良猫達の糞尿場所になってしまい、子供も遊べなくなってしまう。
児童公園がない場合はどうか、と言うと、餌場の近くの、比較的砂地がある土地で糞尿を垂れ流すようになる。

猫からしてみればそこに人が住んで様がいまいが関係なく、しかし住んでいる人からすれば庭先に猫の糞尿が垂れ流され、その臭いが染み付いてしまう、草木を植えてても根から穿り返してしまう、草木の根元に糞尿を埋められたら過剰な施肥をしたのと同じ状態になり、最悪の場合は根腐れしてしまう。

他にも食い残しを放置すれば腐敗臭も漂うし、衛生上も良くないし、鴉などが寄ってくる原因にもなる。
カラスは時には子猫だって襲う。何故ならカラスは猛禽類だから。
北海道の農場実習で放牧地に産み落とされた子牛の爪を鴉が啄ばんでいるのを見たことがある。まだ固まってない、生まれたばかりで立ち上がれない子牛に向かい、鴉が集団で襲ってくるんだから、その怖さは容易に想像できるだろう。

つまり、風が吹いたら桶屋が儲かる、ではないが、猫に餌を与えるって事は鴉まで呼び集めてより大きな被害が出る原因になる、って事なのだ。

これらの実害を受けているのはその周辺に住んでいる人間なのに、餌やりをしている人にこの事を告げ注意をすると逆切れするケースが多いってのも何なんだろうか。

彼ら曰く、自分のやってる行為は動物愛護の精神にのっとってやってるんだ、野良猫に餌をやらなきゃかわいそうだ、こんな崇高な行為を行っている私を非難するとは、あんた（＝注意した人）はなんて酷い人だ、って理論らしいんだが。

この川崎の大家殺害に至った”餌やるだけ親爺”もおそらくはこうした親爺なりの理論の延長でのことなのか、と推論出来るんだがどうだろうか。

まぁわし自身、猫に対してそれほど毛嫌いする程の嫌悪感は持ってない。
好きでもないが嫌いでもない、って程度だ。

ただまぁ、餌を与えるって事はその後の事もあるわけで、だったらそこまで面倒見てくれっていいたい訳ですよ。

猫を集めてどうこうって言うなら、糞尿の処理も、避妊手術や予防接種も、死んだ時の死体の始末も、全部自分でやってくれ、って言いたいのよ、わしは。

それが出来ず、注意されたら逆切れして注意した人を刺し殺す、なんてのは論外中の論外。
この極刑は当然と支持しますよ。

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