我が家にも光回線がやってくる

いやいや、長かったですよ。
周辺地域は続々光回線が使える地域が増えてきているってのに、わしの住んでいる地域は定住型別荘地、みたいな所なので、建物は建っているけどそれに比較しての住人数はそれほどでもない、と言う、まぁ極端な言い方をすれば「ゴーストタウン」と言ってもいい様な地区なのだけど。

そんな過疎地にもいよいよ来月、光通信の回線が来ますよ。
一日千秋の思いで待ちわびていましたってばさ。

さて、しかし。
そーなると色々考えなきゃならん事が山積で。

その1 何処のサービスを使って申し込みをした方が得なのか

まぁこれが一番大きな問題だよな。
なんせ今後、通常のネット接続の窓口になるわけだから。

で、わしの場合、現在実は2つのプロバイダに加入している。
一つはYahooBB。これは現状では主なネット接続使用プロバイダになっている。
もう加入して8年以上になるかな。

地域的に電話局からの距離が遠い事もあり、12Mbps以上の契約をしても実速度が殆ど上がらないだろう、と言う事でこの速度のまま使い続けている。
モデムも大きな故障なく使い続けている。他所ではあまり評判の良くないモデムだけど、わしが使っている限りにおいてはよくもっているほうだと思う。

そしてもう一つのプロバイダがZEROだ。
これはインターネット接続を始めた当時から使い続けているプロバイダ。
それこそアナログのダイヤルアップの頃から使ってたから、10年以上使っている事になるかなぁ。

ZEROは当初、ネット接続料金が0円でいいプロバイダだった。
プロバイダの運営費用をユーザーに負担させるのではなく、接続時の広告とか他のサービスとかで賄うようにする、所謂格安プロバイダだった。

ホリエモンで一時期騒がれたLiveDoorも元々は格安プロバイダだったんだが、後にホリエモンの会社、オンザエッジに買収され、プロバイダ事業を縮小し、ポータルサイトメインの現在のLiveDoorのスタイルになったんだけど、一時期はこうしたユーザーから直接の対価を求めないプロバイダが新しいビジネスモデル、と騒がれ、そうした時期に設立されたプロバイダの一つがZEROだったわけだ。

わしはそうした時期からZEROを使い続けている。
一つにはメールアドレスがZEROで発行されたメールアドレスを未だに一部使っている事情があったこと、そしてZEROの使用料金が嘘みたいに安い、と言う2つの理由からだ。

上記の理由の為、0円接続プランがなくなった時に、ダイヤルアップ接続の最低接続料金である105円+オプションで合計210円で使い続けてきた。

そのZEROから昨今頻繁に光接続に切り替えませんか、というお知らせメールが来る。
まぁこれだけ世間が光接続で騒いでいるんだから、当然と言えば当然なんだけど、生憎我が家の周辺は光接続のサービスが今まで来てなかった事もあり、そんなメールは無視していた。

しかし今回、その光接続が可能になった、と言う事もあり、俄然注目度は高まった。

それはZEROを介して光回線契約をすると、キャッシュバックが3万円ある、というユーザー限定のサービスがあるからだ。

えぇ、もーね。3万円の札束(笑)で横っ面引っ叩かれて、思わずイっちゃった、って感じです。

今回、この光接続を申し込みするに当って、地元のショッピングセンターで行われた説明会とかにも出向いたし、量販店経由での加入方法とかも検討したけど、このキャッシュバック価格に勝るやはり何処もなかった。

またPC DEPOとかだと「パソコン3万円引き」「PS3プレゼント」「Wiiプレゼント」なんてのも謳ってたりするんだけど、ゲーム機やらは今のところ興味がないし、パソコンも新しいパソコンをあえて今買う必要性はあまりなかったりするから、今のわしには正直特典としての魅力が何もない。

むしろそれなら、何でも使える現金3万円の方がよほど価値がある、と言えるのではないか、と至極真っ当な結論に至ったのである。

更に言えば、Zeroの接続料金は光接続になってもやっぱり安かった、と言うのも魅力的だ。新規加入ユーザーの場合だと、ZERO経由の光接続の月額料金は1365円になるのだが、既にユーザー登録しているわしの場合、光接続の月額料金は更に安く976円(税込)になる。

1365円でも安い方の部類なのだが、それより更に月額料金が安く済むは、財布にもやさしいと言う事になる。

更に更に、既にZEROとは支払い契約を結んでいるので、改めて料金支払いの契約をする必要がないのもありがたい。

銀行引き落としにしろ、カード利用にしろ、新しく支払い契約をするのは正直面倒だ。
この点も既に契約済みのZeroであれば額が変わるだけですむ。

ただ、もう一つ検討しなきゃならん問題もあった。
それは将来的に固定IP接続を考えた時に、ZEROでは固定IP接続サービスをやってない、と言う問題だ。

ネット接続して今以上に仕事をするようになった時とか、自宅サーバーを立てるとか言うような場合、固定IP接続の方が有利な部分は多々あったりする。
それを考えるとZEROを使う事は若干不利ではあるのだが、しかし固定IP接続に関しては急務ではない事も合わせて考えると、とりあえず今はこれでいいかと妥協も出来る。

まぁそーいう諸々の理由で、わしはZEROを経由した光接続を利用する事にした。

その2 申し込むとして、現状の電話回線、番号とどう折り合いをつけるか

懸案事項の2つ目、それは光接続による光電話を使うようにした場合の電話番号の移管の問題だ。

実は現在、我が家には電話回線が2回線ある。
一つはわし自身の名義の回線。これをADSLにして今までネット接続してた。
もう一つは12年前に死んだ親父名義の電話回線。こちらは主に母屋の方で親と妹が使っている電話回線だ。

要は電話回線が2回線あるって事は、基本料金も2倍って事になる。年額にすると3万5千円程度。結構大きい。

支払いをそれぞれ別にしてるので今までこの部分は見落としがちだったのだが、今回光回線&ひかり電話を使うと言う事でこの部分も圧縮できるのではないか、と言う見込みが立った。

しかし懸念事項もある。
それは回線名義人が異なる事だ。
現在、こうした契約に関することは本人でないと契約変更等の申し込みがスムーズに行えないのだ。たとえそれが家族でもダメだ、と言う場合もある。面倒な事この上ない。

まぁわしの回線はわし自身の事だからそれはいいんだけど、既に鬼籍入りしている親父の回線は今更本人を連れてくることも出来ない問題だ(お盆まで待つか?(笑))。

で、この点は家族との検討課題になるわけだけど、そこで出た結論は「番号は変わっても電話が繋がるなら問題なし」という事だった。

実際、今は家電話での役目はFAXと携帯に不慣れな親戚筋からの音声電話、この2点に集約してるといってもいい。
わし自身も加入電話を使っての通話は最近では殆どやってない。携帯電話で殆ど事足りるからだ。

となると、FAXとしての電話回線だけでも確保できれば、それ以上の重要性はないとも言える。

心配なのは光電話で番号を2つ持つとどれだけ料金が上がるかと言う点だったが、これも番号だけなら月100円の追加でいいと判り一安心だ。

そして一番の問題点なのが、光電話の終端装置を置く場所と、2台の電話機を置く場所が異なる点だ。

現在、庭先の仕事小屋で主な仕事をしてるわしにとっては、ここに光接続の終端を置き、そこから電話機に線を延ばせばいいのだが、すると母屋の電話機に線を延ばすためには小屋から母屋まで電話線を引かねばならない。

しかしそれらを電話工事会社に依頼するとなると結構な費用になるであろう事は目に見えている。
また壁に穴でも開けられたりもしたらそれも面倒な事だ。

で、わしが考えたのはテレビのアンテナ線でも使っている「隙間ケーブル」を使う方法だ。
電話線用の隙間ケーブルってのはあまり聞かないんだけど、ネットワークケーブル用の隙間ケーブルはエレコムとかNTT-ATで商品化されている。

ELECOMの隙間ケーブル LD-VAPF/SV05

ELECOMの隙間ケーブル LD-VAPF/SV05

仕事小屋と母屋のそれぞれの窓にこのケーブルを使って線を這わせ、母屋と仕事小屋の間は、耐久性のあるLANケーブルで繋ぐ。

そしてそれぞれの室内ではRJ45モジュラーとRJ11モジュラーを変換するコネクタを使って電話機、電話回線ポートと機器接続する。

ELECOMの変換コネクタ LD-RJ4511THEN

ELECOMの変換コネクタ LD-RJ4511THEN

LANケーブルが電話線並みに安くなってきた今だからこそ出来る方法だし、この方法なら不器用なわしでも十分工事が可能だ。

その3 従来からのADSL接続、どーしようか

さて上記の通り、光電話の使用はいいとして、更に検案しなきゃならんのが、従来からのADSL接続、つまりわしの場合はYahooBB接続だけど、これを廃止するか、継続するかというのも考えなきゃならんと思うわけだ。

光接続が出来るならADSLはいらん、と普通なら考えるところだが、わしの場合、ネットを介して仕事をしてきた経験上、主回線がネット接続出来ない=仕事にならんと言う状況は回避出来るなら回避したい、と常々考えるようになってしまった。

勿論、主回線がダウンする事なんて今までだってそうそうあった話じゃないけど、全くなかった訳でもない。
転ばぬ先の何とやら、じゃないがあればあっただけ安全は担保されると言うわけだ。

もっとも、最近では代用って程じゃないにしてもイーモバイルの端末&対応するポータブルルーターなんかも持ってるから、有線が完全にダウンするような場合でも、最悪でも無線接続で凌げる事は凌げる用意はあるんだが。

後は勉強も兼ねて自宅サーバーを公開する場合の回線にもいいか、と言うのある。
まぁサーバー回線用としてはあまりいい選択肢ではないんだけど、全く出来ない訳でもないし。

ただ、そうなると、プロバイダ、回線を2重払いする訳だから、圧縮できる費用は圧縮する方向に持っていきたい。
YahooBBの方も現状の12Mbpsより費用を抑える=低速の回線に切り替えた方がいいだろう。
具体的には12Mbpsのプランを8Mbpsプランに変更する方法だ。
この他、利用頻度が低いオプションを解約すればトータルで1000円位削減出来る。

もっとも、YahooBBの接続を残す、って事はわしの名義の電話回線は継続して使用する、と言う事にもなる。

だから、光電話の契約も1番号分だけでいいかもしれん。
それを母屋に引っ張って、仕事小屋の電話は従来どおり、と言う方法もあるな。

一応、YahooBB加入してるって事はBBフォンも使えるわけだし。
もっとも、仕事小屋の加入電話がなるときは最近は営業電話ばかりだからなぁ。

まぁそんなこんなで、来年1月にかけて久しぶりに大規模な通信インフラの整理が必要になったって事で、色々忙しくなりそう。

あ、ちなみにスカパー光はまだ提供エリア外だそうですよ。
光TVは使えるそうだけど、うちの周辺は地デジの感度はそう悪くないようなんで、これも必要性は感じませんな。

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