Twitterはやっぱり実演して見せるのが一番


過日の水曜日、例によって公民館のPC教室にて。
1/6と言えば世間的には松の内、まだまだ本格的にお仕事モードには入りにくい時期でもある。盆暮れ正月関係なく生きてるわしは別だけどな。

田舎の町の公民館であるから、当然ながら松の内なんかに教室やるって言って開いても、休みと言う人は多くなる。
田舎はそういう過去風習のしがらみが中々抜けない土地柄でもあるしね。

まぁそうは言っても、予想以上に来てくれてはいたが。

まぁしかし、流石に欠席者の多くなる事が予想される教室で、普段通り講座をやったって、次回にもう1回、同じ事を繰り返して行う事になりかねない。
それはそれでかまわんのだけど、折角松の内に教室に来てくれた生徒さんには、多少なりとも来た甲斐があるような話を聞いてほしい。

んで、何のネタにやったらいーもんかいなぁ、と思って三が日はうだうだしながらアイディアが纏まらなかったが、ふと、3日の夜になってTwitterの話をしよう、ってネタが思い浮かんだ。

あの鳩山さんもやってる、あのオバマさんもやっている、ラジオ局やテレビ番組でもネタに取り上げていると時節柄これは面白そうなネタになる、と思ったわけだ。

しかし不安要素もある。

一番の不安はTwitterを言葉で言い表す方法。
ぶっちゃけ、すげー難しい。

チャットやスカイプの様なリアルタイムでのコミュニケーションも出来れば、掲示板のような公開性も、メールのような秘匿性も兼ね備えている。しかも専用ソフトがなくてもwebブラウザーさえあれば誰でも簡単にはじめることが出来る。一つのアカウントでPCも携帯も同時に利用する事が出来る。

なんとまぁ、今までのNetworkサービスのいいとこ取りって感じのするサービスだけに、尚の事言葉で言い表すのは難しい。

だったら実際にやってもらうのがいいだろう、と考えた。
考え方自体は間違ってなかったが、事前の仕込みは結構めんどくさかった。

今回わしがやった方法はこんな感じ。良い子はけして真似しない様に。

1・いつもの通り教室用webコンテンツを作成する

今回初めて、日中の派遣仕事先で原稿を書く羽目になってしまった。つーか、そーしないと間に合わんと言う位、切羽詰ってしまったのがいかんのだが。
もっとも、その原稿作成のおかげで、自宅での作業時間は概ね2時間位短縮できたんだけど。やってなかったらかなりヤバかったな。

2・生徒さん用のアカウントを15個作成する

個人でこんなに複数アカウントを取るのはあまりいい事ではない事は承知の上ではあるが、こうでもしないとやはり講座に差し支えるんで、致し方なし、って感じかしら。
ちなみに、この15個は全部個別のメールアドレスが登録されている。
まぁその点は自分でいくらでもメールアドレスが発行できるドメイン管理者の強みでもあるんだが。

3・15個のアカウントにそれぞれフォロアーの設定をする

これが一番めんどくさかった。
15個のアカウントが相互にフォロアーなるってことは、14*15の都合210回のログイン/ログアウト作業が計算上は必要になる。

まぁ実際にはIE8に15個分のアカウントページを15個のタブで同時に表示させておき、1つ目のアカウントのページでログインしたら、2~15個のアカウントページで次々「フォローする」のボタンをクリックして行き1つ目のアカウントのページはログアウト。
2つ目のアカウントページでログインしたら、1回「全て最新の情報に更新」のメニューを実行する。
これで1個目と3~15個目のアカウントページの情報が更新され、2個目のアカウントにつ
いてはまだフォローしてない状態になるので、改めて14ページ分の「フォローする」ボタンをクリックする。この作業を15アカウント分続けてやるわけだ。

更に同じ手順でasahi.comと毎日新聞、鳩山首相のTwitterアカウントも15個の教室用アカウントにフォローとして設定しておく。
これで教室で生徒さん達がTwitterにアクセスした瞬間に、Twitterにどんな情報が流れているのかがわかって貰える・・・はず。

4・15個のアカウントを名刺に印刷する

名刺1枚に1アカウントとパスワードを印刷しておく。これを生徒さん1人に1枚引かせる形でアカウント、パスワードを貸し出す、と言う方法を取る。

ランダムにアカウントを割り当てる事で「誰がつぶやいているのかがよくわからん状態=ネットの世界と似た状況」を作れるかと思ったのだ。

しかし、ここまでの準備をしたら、結局21時頃からはじめて夜中の3時まで6時間ほど掛かってしまった。原稿少しでも書いててこれだから、書いてなかったらほぼ徹夜だったな(汗)。

さてさて。
当日はとりあえず最初の1時間位大雑把にTwitterって何みたいな話しをして、途中休憩を挟んでいざ実践。

最初は何をつぶやいたらいいのかよくわからん、って感じだったけど、誰かが一言つぶやくと、そのつぶやきが間髪入れずに他のPCにも流れる様を目の当りにして、その殆どが60過ぎと言う12人の生徒さん達もほぼ一発でTwitterがどんな物か、どー屋って使えばいいかが判ってもらえたみたい。

やっぱり百聞は一見にしかず、と言う事だね。

今回は自分でつぶやく、他者のつぶやきにレスポンスする、と言う形までで終わったけど、写真もTweet出来るって話をしたらそっちの方にも興味を持ってくれたみたい。
もしかすると、来週の講座もまたTwitterですかねぇ。

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