ジャンクPDA Clie SJ30で作るデジタルフォトフレーム
小銭が入るとジャンクを買っちゃう、悪い癖がまた出てますよ。
昨日もIBMのDouble Jack Modemのジャンクを105円で買ったりしましたが、同時に買ったのがSONYのClie SJ30。
PalmOSを使うPDAですな。
Palmは先日貰えそうな話はあったんだけど、残念ながら一足違いでその恩恵にあずかることが出来ず、ちょいと悔しい思いをしたんだが、そのウサをこー言う形で晴らすか、わし(笑)。
SJ30の仕様はwebで見てもらえばいいとして、実はこれ、MP3プレイヤー的な使い方を考えて購入したんですわ。
この寸法でタッチパネルで、しかもメモリースティックを介してMP3データが再生できたら、家の親とかにも便利かな、とか思っての事なんですが。
んで、買ってみて知ったんですが、このSJ30、単独では音楽再生が出来ないんですな。再生ソフトはおろか、ヘッドホンを接続する端子すらないって有様で。
ClieってのはPalm-OSを使ってはいるけど、基本的にAV再生に特化したPDAで、言わばiPodがまだ普及する前の時代の、SONYとしてはそういう方面の製品として開発した代物な訳で、そのラインナップにある商品なら当然音楽再生は出来ると思ってたんだが・・・。
まぁよく調べないで買い物するってのはそー言うもんだよな(汗)。
じゃ買ってもこのClieはどーするんだ、ってのもある。
無線はおろか有線のLANにも対応しない。メモリーカードはSONYのメモリースティック、それも初期型しか対応しないから、最近のProとかPro Duoは差し込むことが出来ても認識できない。通信アダプタなんかもそう簡単には手には入らないだろう。
で、思いついたのが、ミニマムなデジタルフォトフレーム化。
SJ30には標準で「PhotoStand」というプログラムが搭載されている。
SJ30本体に適当な写真データを転送し、PhotoStandのプログラムで再生させれば、デジタルフォトフレーム的な使い方が出来るじゃんってことを思いついた。
まず写真データを用意する。
今回はPCの壁紙用に集めた50枚程のJPEGデータを使い、これをメモリースティックにコピー。
その際にファイル名をSONYのデジカメのファイル名と同じ構造にしておいた。
具体的には「DSC*****.JPG」(*部分は数字5桁)という形のファイル名で、メモリースティック内にはDCIM100MSDCFという形でフォルダを作り、ここに写真データをコピー。
続いてClieに上記のメモリースティックを差込、「PG Pocket」というプログラムでメモリースティック内の写真データをSJ30本体にコピー。この際にファイルサイズ、色数等をClieに適したサイズに変更してくれるんだが・・・これが結構時間がかかる。
まぁ元々がPCの壁紙にも使えるXGAサイズの画像データなのだが、これがファイルサイズで約35%程度圧縮されて本体にコピーされる。
この処理が1枚あたり2,3分かかる。50枚分やったら2時間半くらい掛かってしまった。
処理が終わったら「PhotoStand」で写真を選択し、変更時間やエフェクトを設定する。
ブログ掲載の写真では普通の写真しか写ってないけど、実は「PhotoStand」のエフェクトにはデジタル時計、アナログ時計のエフェクトもあり、アナログだと画面中央に、デジタルだと画面右下に時計が表示されるようになる。同じく内蔵されている「WA Clock」のアラーム機能と併用すれば、オリジナルな置時計的な使い方も出来そうだ。
ただ、置時計やデジタルフォトフレームとして使うのには一つネックがある。
電源コネクタの大きさだ。
Clieに限らず、PDAは充電する際には専用の充電台(クレドール)を使うようになってて、それはPDA本体には付属になってる場合が多いんだけど、SJ30には最初からクレドールが最初からついてなかった。これは中古だからついてない、のではなく、商品として生産販売してるときからついてなかったのだ。
まぁ元が小型軽量、Clie初心者向けの機種だったこともあるのかもしれないけど、デジタルフォトフレーム的な使い方をする上ではクレドールがないのはちょっと困る。
しかしそれ以上に困るのが、電源コネクタの大きさなのだ。
正確には、電源/PC接続兼用コネクタの大きさが、と言うべきだろうか。
ACアダプタとUSB、両方接続できる様にって事なんだろうけど、正直この大きさはちょっと困りものだ。
そこで、慣れないながらプリンタ対応の工作用紙を使ってクレドールを自作してみることにした。
これも先日の教室でペーパークラフトの話題が出たときに試しに買っておいた、超厚手(0.38mm)のペーパークラフト用工作用紙があったからやる気になったわけで。
ちなみにこの厚さははがきの約1.5倍の厚さなので、立体に組み立ててもかなりしっかりと立ち上がる。
SJ30の寸法を大凡の大きさで計り、これが乗るような台座になる様な作りを考え、特に電源コネクタを繋いでも机置きして邪魔にならない様な作りに気を使い、それをWordを使って図面に起こしてみる。
・・・いや、PC使いとして、本当ならCADとかの方がいいんだろうけど、そんなソフトは使えないんで、センチ単位、ミリ単位で図形が描ければいいと言うことでWordを使ったわけだ。
およその形を作ったら工作用紙に印刷、はさみで切り出してセロテープで貼り付ける、まぁ味も素っ気もない不恰好この上ないお手製クレドールの完成である。
乗せてみるとSJ30の重量でも潰れたりしないでちゃんと立っている。
ただ、傾きがちょっと急だった様で、若干天井を見ちゃってる。もう少し緩やかでもいいようだ。
まぁ一応これでデジタル時計&フォトフレーム的な使い方は出来るようになったんだけど、見栄えの悪さはやはり紙製ではどーもなりませんわな。
こーなるともっといい素材で作ったほうがよくね?事になるんだけど。
で、その参考になりそうなのが普遊社から出版されている雑誌「Windows100%」の10年2月の記事にある、中古パソコンを使ったデジタルフレーム作成法。
Win98が動く程度の古いパソコンをネットワークから切り離し、コルクシートやL字型の棒なんかを貼り合わせてフォトフレーム化してしまおうって物だ。
これと同じやり方で、古PDAを使ったデジタルフォトフレームは作れそうだ。
はじめまして。わたしもPDA大好きっていうか・・・ジャンク好きなんです。Mixiからきました。よろしくお願いいたします。
>40chさん
久しぶりに新しい方からコメントをいただけてうれしく思っています。
ジャンク漁りは始めるときりがありませんね。ほんと、小銭がいくらあっても足りません。
今回のSJ30のデジタルフォトフレーム&萌え絵時計は順調に稼働中です。
現在は約90枚の「ひだ○りスケ○チ」の画像を入れてます。
また適当にジャンク紹介をしていきますのでよろしくお願いします。