バケツで外ごはん

久しぶりに投稿。

昨日の日曜日、久しぶりに友人達と外ごはん遊びをした。

場所は晴海ふ頭公園

意外と知られてないが、都内の公営の公園でバーベキューが出来るところは結構ある。

ただ、その内容は公園によってさまざまで、完全手ぶらで機材も食材もすべて現地で用意されている所もあれば、取り合えず洗い場だけ用意しているので機材、食材は自分持ち、という所もある。

晴海ふ頭公園の場合は機材も食材も持ち込み、更に洗い場もなし、とりあえずバーベキューをするのは自由にどうぞ、という状態だ。

まぁ東京湾を傍に眺めて青天井で飯が食える、ってのはそれだけでも結構贅沢なんだがね。

 

で、そういう場所の状況を踏まえて今回用意した機材がこのバケツコンロ

 

IMG_0554このコンロ、campers Collectionというブランドの物で、プロデューサーはタレントの清水国明氏によるもの。

アウトドア経験の豊富な彼のアイデアを基にして作られた代物、って事らしい。

コンテナの外装にも使われるガルバリウム合金製の穴あきバケツと、その直径と同じサイズのジンギスカン鍋、バケツの中には固形燃料を入れてこれで手軽にバーベキューが出来るのだ。

考えてみると手軽なキャンプをするうえで、固形燃料を使うのは正しい選択ではないかと思う。

例えば炭火。炭火を使うのは遠赤外線効果もあって食材をおいしく調理するのには適しているが、如何せん火付きが悪く、また火を消すのも一苦労だ。炭壺の様な物を用意出来ればいいが、それはそれで荷物になるし、地中に埋めてしまう手もあるけどそれも面倒だし、そうした手間を惜しんで地面にばらまいて捨てていく奴も多いから、結果的にバーベキュー禁止になってしまう。

 

火力を程々得るのにはホワイトガソリンを使うバーナーというものもあるが、これはこれで入手先がスポーツ用品店に限定されてしまうし、使い慣れるのにも時間がかかる。

カセットコンロはこうした手間をある程度簡略化できるんだけど、今度は火力が心もとないし、風が強いと火が消えてしまう。室内で使うにはいいんだが、如何せんアウトドア向きではない。

 

手軽さと火力という相反する効果を期待した時、一番簡単なのはやはり固形燃料だと思う。

今回はこのバケツコンロに直径28センチ程度の大き目の鍋を合わせて、これでカレー鍋をやってみることにした。

鍋の大きさ的にはバケツにぴったりはまってちょうどいいのだが、バケツの上に空いている穴が鍋でふさがれてしまい、これがバケツ内の換気に影響があるようだった。

つまり、バケツ内で火を燃やす>二酸化炭素発生>空気より重い二酸化炭素はバケツの下にたまる>バケツの下側の空気穴から多少は二酸化炭素は漏れ出るだろうが、如何せん新鮮な酸素を吸入する為の上側の穴がふさがっているので酸欠>固形燃料鎮火、となってしまうようだ。

そこで、バケツと鍋の間に割り箸を差し込んで隙間を作ってやる。これでこの隙間から酸素が取り込まれ、バケツの下側の穴からは二酸化炭素が排出され、固形燃料は安定して燃える、鍋も楽しめる、という訳だ。

 

実際使ってみると、余所の人達がやってるバーベキューより非常に手軽にバーベキューを楽しむ事が出来た。

わしらより後から来た人たちは炭の火おこしにかなりの手間を取ってたし調理にも時間がかかってた。

わしらは最初の換気不足の鎮火問題で手こずったが、それ以外は非常に順調に調理も出来、後片付けもスピーディ。固形燃料も鎮火させてしまうとすぐに熱気が取れるし、バケツ自体もさほどの熱を持たないからすぐにしまう事が出来る。

プラスチックのテーブルの上には丸いバケツの跡が残ったが、これも思ったほどじゃない。

ただまぁ、弱点と言えば、大人数で使うにはちょっと小さいって事かな。せいぜい1テーブル4人で1つを囲む位がちょうどいい感じがする。それ以上の人数になったら、このバケツをもう一つ追加かな。とは言え、バケツコンロ自体は1つ1000円もしないから、その点も手軽だけどね。

あと問題は固形燃料が意外と入手しにくいって事かな。

このバケツコンロは近所のホームセンターで買ったのだが、某大手のCではコンロは売ってても固形燃料は売ってなかった。それより小さめのKでは固形燃料もちゃんと売ってたけど。故に固形燃料の調達では今後はKホームセンターの利用が増えるかしら(汗。

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