羊蹄丸は何処へ行く・・・?


mixiのマイミクの日記でお台場の船の科学館が今年の9月で展示を閉館する事がわかった。

船の科学館の閉館自体は前からその話があることは聞いていたので、あぁいよいよ来たか、位の感じしかない。
笹川良一が牛耳ってた日本船舶振興会、現在の日本財団でもこうした施設の維持、継続にかかる費用は賄い切れないものか、とも思ったりする。

さてところで、船の科学館のwebページを見てたとき、ふと気になる記事を見かけた。
青函連絡船”羊蹄丸”の無償譲渡について」というpdfファイルだ。

船の科学館はその建物の脇、東京港を望む入り江に青函連絡船 羊蹄丸と南極観測船しらせの2隻を係留し、現在は内部を見学できるようにしている。
しかし船の科学館自体が閉館する事で、これらの船の維持管理、更に展示物としての利用も困難になってきた、そこで志のある法人にこの羊蹄丸を無償で譲渡すると言う事になったようだ。

元々は蒸気機関車を客車ごと収納出来る広大なカーゴスペースを持つ青函連絡船だから、その躯体たるや超大きな代物なんだが、それが無償で手に入るってのは、思わず「うっ!」とか言いたくなってしまう。

とは言え、この羊蹄丸、青函トンネルの開通で青函連絡船が廃止になった直後にイタリアの国際博覧会で日本館パビリオンに改装され、現在でも内部はその時の様子をとどめている。
動力室関係も確かその時に大分外されてしまい、自走出来ない状態なので、イタリアからタグボートに牽引されて戻ってきたはずの船なので、現在も浮いているだけ、自力で移動は出来ないはず。

つまり、船体は無償で入手できても、移動させる経費、係留する場所、維持管理費は莫大なコストになるだろう事が重々見込まれる訳で、そりゃ簡単には手は出せんわなぁって事だね。
とはいえ例えば5000人で年間1万円づつ拠出して年間5000万位の予算を作れば係留費用位は賄えたりするかしら(笑

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羊蹄丸は何処へ行く・・・?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 毘沙門天松茸 より:

     あらら…フネカンで此処数年お世話になってた施設ではありますが、フネカンより先に科学館が無くなるとは…
     まぁはぬ先生の御逝去より、フネカンの参加も今後どうするかな…と自分的に検討していた所でもありますし、コレも良い機会なのかも知れません
     取り敢えず、今度のフネカンの昼食は隊長の男飯が無ければ海王で最後のバイキングもありかな…とも考えますが

     しかし、残念ですねぇ…また、昭和が無くなって行く感じで
     秋葉原の交通博物館の時ほど感慨は無いですが、似た様な感じです
     秋葉原の交通博物館は基本、陸海空の全部の交通を展示していましたが、これが鉄道博物館への移行となり、船と空の展示が無くなってしまった訳で、船の科学館はその意味でも貴重だったんですがねぇ…

  2. admin より:

    引越し後、初コメントありがとう>たけちゃん。

    船の科学館という建物自体は惜しい感じもしますね。
    こーいう形の建物は個人的には残して欲しいんですけど。

    フネカンはもう月末に迫ってて、今日が競技エントリーの最終日だったりするんだけど(笑 まぁ競技には出る気はないんだけどね。

    飯に関しては、ちょっと微妙になってきたねぇ。
    わしとしては海皇に移動する時間があったら、去年と同じくプールサイドで飯用意した方がいいと思ってるんだけど。

    羊蹄丸をもう1回ちゃんと見学したいってのもあるんで、9月に再度予定を組もうかとか思ってて、やまぐちさんもなにかそーいう予定をしてるみたいなんで、そっちに便乗しようかとかも思ってたんだけど。

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