やっぱりLightningが好き、と言う話

注意 / attention

この記事は(株)ベクトルさんのアドベンドカレンダー 2023年12月2日の投稿用に作成しているものです。
12月1日の石川栄和さんの投稿の後を受けての記事投稿です。
この記事では「ベクトルさんの作成しているWordPressテーマ”Lightning”がやっぱり好き」と言うテーマで一席うたせていただきます。

行きつけのパン屋の猫
ドラマとは無関係

今から約30年ほど前に『やっぱり猫が好き』と言うコメディドラマが放送されていました。
出演は長女かや乃にもたいまさこ、次女レイ子に室井滋、三女きみえが小林聡美という3姉妹と1匹の飼い猫。長女、三女が同居するマンションの1室にトラブルメーカーの次女が毎週訪ねてきてひと悶着、ってのがお決まりのコメディです。


因みに脚本は三谷幸喜で小林聡美との結婚をするきっかけになった番組だと言われています。
このブログ記事を作成するにあたってタイトルどうしようか、と考えたときに、時代はFSEだけど低レベルな(自称)技術屋の自分的にはまだまだLightningでサイト作りするのが好きかな、そーいや昔そんな名前のドラマあったな、うん『やっぱりLightningが好き』ってタイトルにしよう、って事でこうなりました。
最近こーいうコメディドラマ減りましたねぇ。

mixiのルール改悪がなきゃWordPressには巡り合わなかった

23年1月まで、地元の千葉県大網白里市にコワーキングスペースを運営していました。運営と言えば聞こえはいいですが内情は火の車、いや炎の車と言う位真っ赤かな赤字経営で家賃の支払いももう出来んって事で撤退するに至った次第です。
で、このコワーキングスペースの宣伝、告知用に作ったwebサイトがありますがこれもWordPress+Lightningで作ってます。
思い返せばこれまでいくつもwebサイトやブログサイトを作ってきましたがその大半がLightningをテーマにして作ってきました。

自分とWordPressの出会いは2008年まで遡ります。
当時毎日のように日記を投稿してたmixiが2008年年明けに規約改正(改悪?)を行いユーザーの投稿記事や写真をmixiが勝手に書籍化して販売出来るみたいな事が断行されるという話が出たことがありました。これを受けて多くの利用者がmixiを見限り他のSNSやブログサイトに移行していきました。
自分の友人も利用している@niftyに付帯してるブログサービスで新規にブログ投稿を始めました。
では自分は…と思った時、自分が当時使っているプロバイダにはブログサービスの付帯がなく、多少なりとPC関連で飯を食う様な状況の人間だったし、ありきたりのブログではない将来的にスキルアップにつながりそうなものはないかと探し、”レンタルサーバーにWordPressをインストールしたら独自ドメインで自由なブログが作れる”事を知って以後WordPressを使う様になりました。

2008年頃のWordPress界隈はまだまだ日本語への対応が十分とは言えない状況でした。WordPress本体もまだ日本語で使うには十分とは言えない部分も多くありましたし無料のテーマを導入しても多くは海外のユーザーが作ったものなので当然ながら解説書も英文です。Google翻訳もDeepLもない時代ですから機械翻訳もままなりません。中学高校6年間英語の授業は受けてましたがカタコトの読み書きが出来る程度の英語力でこれらの英文テキストを読解する事は出来ません。中々しんどい時代でした。

テンプレートキングは19年12月にサービスを終了し、現在は過去の実績を紹介するサイトとなってる。


そんな中2010年くらいからお世話になったのがテンプレートキングさんの配布する無料テーマでした。このテーマは日本語でマニュアルが作成されており、結構自由にサイト作りをする事が出来ました。
それからいくつかのWordPressサイトを作りましたがテンプレートキングさんの無料テーマでは出来る事に限界を感じる様になりました。また自分自身も新規でサイトを作る事が減り以前作ったサイトのメンテが中心の活動になりWordPressとはつかず離れずの生活となっていきました。

(多分)Co-Edoに行かなきゃLightningに巡り合わなかった

転機となったのが2012年頃からWordPressの勉強会に参加する様になったことです。独学ではやはり限界があると思い色々な勉強会に出てみようという気になった時期です。とはいえ千葉県内での勉強会は皆無でしたから都内の勉強会に出向くようになる訳です。中でも山本龍二郎さんが主宰されてた『WordPressもくもく会』は今でも続く知人との知己を得る楽しい勉強会でした。その会場に使われてたのが日本橋、茅場町にあるコワーキングスペース茅場町Co-Edoで、そこの書籍コーナーにあったのが『いちばんやさしいWordPressの教本』です。

いちばんやさしいWordPressの教本は紙の本でも4~6版揃えているけど、実は第4版はKindleでも買ってる。
第3判も買ったはずなんだけど今手元にないのはなんでだろ…


WordPressの解説本が世に沢山出ている事を知ったのもこのCo-Edoの書籍コーナーでしたが自分がそれまで見てきたWordPressの書籍では書籍オリジナルのテーマを使ってサイトを作る方法が案内されているものが多かったように思います。書籍オリジナルテーマを題材にしているので他所からのクレームはないでしょうけど書籍のために作ったWordPressテーマゆえに汎用性に乏しく、またWordPressの更新にテーマの更新が追い付かないような事もあり(特にWordPressのバージョンが3から4に上がった時にそれを感じました)、扱いにくさを感じてしまいました。
がしかし、『いちばんやさしいWordPressの教本』では汎用性の高いテーマであるLightningが題材に取り上げられていました。ブログサイトを作るのでも企業サイトを作るのでもLightningはどちらにも対応出来ます。サイドバーのカスタマイズ性も柔軟に出来てそれだけでもとても便利で使いやすいと思ったものです。
で、これ以降自分はWordPressのサイトを作るならテーマはあれこれ色目を使わずLightning1本で行こうと思ったのです。同じテーマを使っているのに見た目全然違うサイトが作れるってのは低レベルな技術屋としてはあーんなのもこーんなのも作れますよアピールが素人さんには十分出来てごまかしがきく、ってのもあってその点もとてもありがたいのです(汗。

CBWJに参加しなきゃ目が覚めなかった

さてさて時は移ろい2023年ですが、この年の2月に約2年やって芽が出なかった自営のコワーキングスペースを畳み、自宅の作業小屋に引きこもって何か稼げる仕事をないもんかと悶々と思いつつMeetupやら電子工作サークル活動やらで日々を過ごしてきました。


そんな中23年夏に「Community Building WorkShop Japan」なる勉強会が新たに始まります。
これの第3回目のテーマが『「WP20週チャレンジ」で、もっと WordPress に関わってみよう!』でした。もっとWordPressに関わってみよう、って言われて

そーいや俺最近WordPressのことかまってねーや

って思ったのです。芽が出なかったコワーキングスペースのwebサイトをWordPressで作りそれをずーっと弄ってはきましたけどあくまでそれは店の為の事であり、純粋にWordPressサイトを作りを楽しむ、ブログ記事を書くことを楽しむような事をやるのを忘れてるなぁと気づいたのです。
気づいたのであれば次のアクションは簡単です。

そーだ ブログ作ろう

レンタルサーバーの契約はある、独自ドメインも持ってる、ならばそれらを使ってWordPressをインストール/設定すればブログなんてすぐ作れるじゃん、と。
なんか簡単な事をすっかり忘れてた、みたいなノリでブログを作りました。
それがこの『低レベルな技術屋の備忘録』です。


やっぱりテーマはLightningです。
そう、サイトを作り込むのが目的ではなくブログ記事を書くことが目的なので見た目の部分は最小限の作りでいいのです。
FSE(Full Site Editing)の時代だからそれに対応するX-T9テーマを入れてサイトをゴリゴリに作る、ってのも考えましたけど、それより今は書きたい記事が沢山ある、だから記事を書いて発表する場だけ作れればそれでいいと考えたのです。
そうと決まれば勝手知ったるなんとやら、で1日もたたずにブログサイトは出来上がり、最近では結構な頻度でブログ記事を投稿しています。
ほんと久しぶりにブログ記事を書く楽しみを思い出してる、そんな感じです。

最近の投稿記事はWordPressのフォトディレクトリに登録された写真について撮影場所、時期コメントなんかをつらつら書き連ねています。
因みにフォトディレクトリへの登録枚数は現在80枚。

結論:やっぱりLightningが好き

いちばんやさしいWordPressの教本』も23年4月に発売された最新の第6版では使用するテーマがLightningからX-T9に代わりました。時代がFSEですから教材もそれに合わせて変化したのだろう事は想像できます。
でも自分はFSEの時代になっても出来合いのテーマでブログサイトを作る手段はまだまだ廃れないと思ってます。前段の通りwebサイトを作る事が目的ではなくブログ記事を書くことが目的ならFSEにこだわる必要はないからです。
しかしWordPress自体にはFSEの機能が備わっています。だから

出来合いのテーマでWordPressを体験する
 →FSE対応テーマを使ってサイトの作り込み方を覚える
  →更なる作り込みをするなら自作テーマを作ったりサイトビルダーを使ってより細かく作り込む

こんなステップを踏む事が今後のWordPressとより深く関わっていく一つの道じゃないのかなとか思うのでした。
なのでWordPress初心者/未経験者と接する機会の多い低レベルな(自称)技術屋である自分は


『やっぱりLightningが好き』


って事でこれらの方々をWordPress世界の深淵に誘える様にLightningを手放さずに使っていきます。
LightningがWordPressの最新バージョンで使えなくなる日が来るまで(一生)Lightningを使い続けます。



明日12月3日はゆーそうとさんが『Lightningの移り変わりについて調べたことを書きます』とのことです。
WordPressのことならゆーそうと、とご自身のサイトでも謡っておりますので自分の様な低レベルな技術屋よりはより深く切り込んだ内容になるでしょう。期待してます。

おまけ:最後にちょっとだけ宣伝

自分は今毎月2つの勉強会を開催しています。一つは主に電子工作をメインにしてる「外房IT俱楽部」(毎月第3日曜日)、そしてWordPressの勉強会である「Chiba WordPress Meetup」(毎月第4日曜日)。どちらも無料で参加できます。
外房IT俱楽部の方は千葉市緑区のあすみが丘プラザで開催しています(最寄り駅はJR外房線土気駅)が、Chiba WordPress Meetupの方は千葉市内のコミュニティセンター(主に中央コミュニティセンター)数か所で転々と開催しています。毎月の開催場所が微妙に異なりますので、参加される際にはmeetup.comの当該ページで場所を確認の上お越しください。

文責:渡邉厚夫(たいちょ渡邉)

Atsuo Watanabe

1966年東京原産 1994年から千葉県住んでもうすぐ30年。
地元でITの何でも屋って感じで壊れたPCも直したり、webサイト作ったり、公民館のパソコン教室で先生やったりして糊口をしのいでいます。
2019年からChiba WordPress Meetupのオーガナイザー。毎月第4日曜日の午後にMeetupやってます。
因みに「たいちょー」ではなく「たいちょ」が正解です。


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